QwenローカルLLM確認済み

Google、Qwen 3.5 397BをIronwood TPUで高速化——プリフィル最大4.7倍、デコード最大3.1倍

Google Developers Blogが、Qwen 3.5-397B MoEをTPU v7xで配信するためのJAX/Pallas最適化手法を公開した。

  • 2026-07-15
  • 最終確認日 2026-07-15
自分にどう関係する?

オープンウェイト系モデルの実用性は、モデル性能だけでなく推論コストと遅延をどこまで下げられるかで決まる。

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結論から言うと、巨大なオープンウェイト系モデルをクラウドTPUで速く出すための実践知が公開された。Google Developers Blogは2026年7月14日、Qwen 3.5-397B MoEをIronwood(TPU v7x)で最適化した技術レポートを出した。

何が起きたかというと、3970億パラメータ級だが1トークンあたり170億だけを動かすQwen 3.5を、JAX/Pallasの再利用可能なカーネル群で配信しやすくした。

具体的には、8台論理デバイスでのAttention Data ParallelismとExpert Parallelism、Ragged Page Attention、SparseCoreを使うMoE処理、Gated DeltaNetの融合カーネルなどを組み合わせた。

4月から6月の間に、512同時実行のプリフィル重視ワークロードで約4.7倍、デコード重視で約3.1倍の性能向上を報告している。開発者にとっては、Qwenのような大規模・疎なモデルを安く速く動かすヒントになる。注意点は、これはGoogleの測定環境での技術報告で、手元PCで同じ速度が出る話ではない。実運用ではハード、同時実行数、モデル版で結果が変わる。

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